日綜警備株式会社
代表取締役社長 清水純一さま
道路での交通誘導業務を主に行う日綜警備株式会社様
元々、自社で給与前払いを行っておりましたが工数の多さに課題を感じ、JOBPAY導入に至りました。自社対応での給与前払いにかかっていた工数やJOBPAY導入までの経緯、そして導入後の効果について代表取締役社長 清水 純一様,常務取締役 安藤 淳子様にお話をお伺いしました。
弊社は”安全は全てに優先する”という企業理念のもと道路工事時に必要な交通整理や誘導などの警備業務を行っております。公共事業のため日々皆さまのお役に立てている実感はありますが、その分責任も感じながら業務に取り組んでおります。
そこで日々仕事を頑張る隊員のために、寮完備、スマホ貸与、そして給与前払い制度などを導入し、常に高いモチベーションで働き続けられる環境を整えています。
そうですね、警備会社に給与前払いはつきものですので創業当初から行っておりました。
当時は給与前払いを希望する隊員から申込用紙を受け取ってお金を直接渡したり、後日振り込んだりする形をとっていました。ただ、毎週60〜70人前後の方々から申し込みがあったのでとても手間や時間がかかっており、午前中は対応に追われ、終わるころにはもうお昼過ぎになっているなんてことがよくあって忙殺されておりました。
前払い業務はあくまでも複数ある業務の中の1つなので、これだけ時間と労力を要すると他の業務が手につきません。そこでなんとかこの状況を打破しようと考え、給料前払いサービスの導入を検討し始めました。
利用するにあたって口座不要という、どんな人でも気軽に前払いが行える点です。
隊員の中には、銀行口座の開設にかかる手間を煩雑に感じるなどの理由から口座を持っていない人もいます。ここ最近ではスマートフォンで手続きすることもできますが、そもそもスマートフォンの操作もままならないことも少なくありません。そのため、口座開設が不要だと前払い金を受け取るまでのハードルが低く、とても利便性が高いと感じました。
JOBPAY以外のサービスもいくつか調べたのですが、どれも前払い金は隊員の口座に振り込まれるというサービス内容でした。いくら手数料が安かったり、登録作業が少なかったりしても、そもそも受け取れなかったら意味がありません。自社での給与前払い対応を辞めたからといって、受け取れない隊員が現れてしまうことだけはしたくなかったのです。
手数料は「いつでもどこでも下ろせる」という点でカバーできると判断したので気になりませんでした。
弊社は前払い金を受け取るためには事前に申請を行ってもらうルールを設けておりましたので、隊員が「今すぐにお金が必要」という時に対応してあげられていなかったと思います。お金が必要になるタイミングなんて誰にも予想ができないですし、特に今の情勢を考えると突然お金が必要になってもおかしくないと思います。それらのことを考慮すると、例え手数料がかかっても前払い金をいつでも受け取れる方が隊員のためになると考えました。
また、駅やコンビニにある10万台以上のATMで下ろせるという点も魅力的だと思いました。弊社は寮を完備していますがあくまでも希望制のため、会社から離れた場所で暮らす隊員もいます。そのような隊員が申請を行うためや前払い金を受け取るために電車やバスを利用すると440円を超える交通費が発生してしまいますし、隊員によってはタクシーを使って会社までくる人もいます。その交通費に比べたら手数料の440円は安いのではないでしょうか。
ですので、JOBPAYを導入する事で隊員には利用手数料が発生しますが、自社での給与前払い時にかかっていた時間や交通費と比べると気にならなく、むしろ喜んでいただけると考えました。
給与前払い対応にかかる工数が大幅に削減されましたし、採用強化にも繋がっていると感じております。
自社で給与前払い行っていた時は隊員から申込用紙を受け取る手間、銀行に行く時間、振り込み作業と、人件費に換算したら考えたくもないほどの費用が発生していたと思います。JOBPAYは月額費用が発生しますが、自社で対応していた時の人件費に比べたら安価でしょう。
それに隊員から突然「急な支払いが発生したからどうしても13時までに前払い金を振り込んでほしい」という緊急の依頼もなくなりました。JOBPAYは24時間365日ATMで直接現金が引き出せるので隊員の好きなタイミングで前払い金を受け取ることができています。
また、採用強化につながっているとも感じています。
求人票にJOBPAYの内容を大々的に記載しており「24時間365日お近くのコンビニ、駅のATMで前払い金を下ろせます」という訴求は求職者の目を惹きます。
警備会社は業務内容や賃金で大きな差をつけることができないので差別化が難しいのですが、JOBPAYのお陰で差別化ができており、多くの警備会社の中から見つけてもらうことができています。
更に想定外の変化もありました・・・
隊員の急な欠勤が少なくなり、出勤率が高まったことです。
私も驚いているのですが、JOBPAYを導入してから出勤率が向上しています。
JOBPAYは、アプリで受け取れる前払い金が確認できますので、例え下ろさなかったとしてもアプリを見るだけで「昨日働いた分が加算されている!」「明日も働けば〇〇円になる!」といったように自分の頑張りを実感できるので、仕事に対するモチベーションが向上しているのではないでしょうか。
隊員も、もちろん人間なので「今日も仕事頑張ろう!」と、毎日高いモチベーションを保つことは難しいです。体調不良や突然なにかあった時は自分や家族を優先してほしいのですが、会社としては直前に休まれることが一番オペレーションの負荷になってしまいますので突発休が減ったことは大変助かっております。
給与前払い制度を気軽に利用できる環境がもっと浸透すればいいですね。
警備のように業界によっては浸透していますが、浸透していないだけではなく前払いに対してあまり前向きではない業界がまだまだ沢山あるように感じます。どんな人にだって突然お金が必要になることはあると思います。そのような時に前払いに対してポジティブではない会社に所属していたら前払いを依頼することを躊躇して、キャッシングすることを選択してしまうのではないのでしょうか。そうすると利子が発生し、額によっては生活の質が低下してしまうことが考えられます。
私はそのようなことが起こらないよう、誰もが気軽に給与前払いが行える環境が広がればいいなと思っています。